2012/05/06

Y様邸 篠田桃紅

文京区は千駄木にお住いのY様邸をご紹介します。

千駄木の名前の由来は、雑木林で薪などを伐採、その数が千駄にも及んだからという説や、太田道灌栴檀(せんだん)の木を植えた地であり、この栴檀木が転訛したとの説もあります。

谷根千とひと括りに呼ばれる谷中・根津と千駄木は、下町情緒あふれる地域として知られています。東京大学が近く、川端康成、北原白秋高村光太郎夏目漱石、森鴎外など多くの文人が居を構えたことでも有名です。

千駄木の中でも特に高台の閑静なマンションの扉を開けると、広いお玄関と辛子色の壁面がばっと視界に入り、玉村豊男と篠田桃紅の作品がお互いを尊重し合いながら綺麗に展示されています。広いリビングの先にせり出たベランダがより一層開放感を導き、Y様ご夫妻さながら、爽やかな風の吹き抜ける居心地のいい空間です。家具や照明器具、食器に至るまで、時間をかけてじっくり吟味されているのがわかります。

 

2012/03/27

私共、ギャラリーサンカイビは、アートフェア東京に初出展することとなりました。今回はこの3月で白寿になります篠田桃紅氏を讃え、篠田桃紅作品展を開催致します。また、新進気鋭の陶芸家、三上亮氏の陶作を同時に展示し、墨と土が織成す白と黒の世界をご堪能頂きたくご案内申し上げます。私共のブース(A08)は、入口を直進頂きほどなく左側にございます。紅白の壁面が目印です。スタッフ一同皆様のご来場を心より歓迎いたします。

shinoda_portrait-2

アートフェア東京2012
3月30日(金)〜4月1日(日)
東京国際フォーラム 展示ホール :ブースA08

e4b889e4b88ae38080e794bbe5838fe38080e382abe383a1e383a9

Toko Shinoda×Ryo Mikami@Art Fair Tokyo 2012

Gallery SanKaïBi is delighted to announce that we are going to exhibit Toko Shinoda & Ryo Mikami art works from March 30-April 1 at Art Fair Tokyo 2012. The exhibition will feature recent works by Toko Shinoda who will turn 99 this March as well as objects by Ryo Mikami. We are looking forward to meet you at our booth A08.

ART FAIR TOKYO 2012
March 30-April 1
Tokyo International Forum Exhibition Hall :Booth A08

listen_75_-1

 

2012/03/20

映画は、旧東ドイツの秘密警察シュタージの新任職員向けの尋問の授業風景で始まる。優秀な尋問官で教官のウィースラー大尉は、尋問のノウハウを無駄なく要点のみ伝える。睡眠を取らせずに尋問を繰り返すことが、自白を促すために効率的であり、もし、相手が最初から最後まで同じ答えを繰り返したら、それはあらかじめ用意した嘘を付いている可能性が高い。「それは人道的ではないのでは」と発言した生徒の名前に×を付けることも忘れない。機械のように冷静に仕事を遂行するウィースラー大尉に、舞台脚本家のドライマンを監視する任務が下る。ドライマンと舞台女優で恋人のクリスタが住むアパートに、隠しマイクが備えられ監視が始まる。ウィースラー大尉は、「他人の生活」を克明に記録する内に、ドライマンの言葉、音楽、生活に共感していく。シュタージが、西ドイツに流れた東ドイツの自殺問題ルポルタージュの作者探しに躍起になると、ウィースラーはドライマンを守るために、虚偽の監視報告書の作成を始める。

e59684e3818d

近所の子供に「悪い人」と呼ばれていたシュタージの勤勉な大尉が、いつの間にか、「善き人」の役割を演じるようになり、終にウィースラーは閑職ポストに追いやられ、検閲のため封書を開くための作業部屋でベルリンの壁崩壊の日を迎える。一方、ドライマンは仲間と最愛の人を失い、何故、自分だけが残されてしまったのかと自分を責め続ける。ある日、彼の監視を指示した元文化大臣に、シュタージの監視の結果お前はシロだったと告げられて、初めて「善き人」の存在を知り、ドライマンは執筆活動を再開する。彼の最新刊「善き人へのソナタ」がウィースラーに捧げられたところで、この映画は終わる。

旧東ドイツのシュタージは、徹底的な国民監視を行い、相互に監視し、他人を信頼出来ない社会を長く維持した。1989年ベルリンの壁が崩れた一月後、シュタージは解散し、膨大な監視記録が残った。ドイツ政府は、シュタージが残した膨大な記録をアーカイブとして保存し、20年経った今も、多くの人が自分の監視記録を閲覧に来るという。同僚や家族までが情報提供者となっていたことを知ることもあり、それが深刻な人間不信の問題を生じさせているとも聞く。辛い過去と向かい合い、信頼の再生を続けるドイツ人を癒すために、この映画は、シュタージにも監視対象者を救おうとした人がいるという「ファンタジー」を提供している。

e59684e3818defbc92

似た問題がカンボジアにも残されている。クメールルージュは、予測出来ない暴力と恐怖を作ることで、信頼という社会資本を破壊し尽くした。残された人達は、人間不信を笑顔の中で隠しながら、少しずつコミュニティを再生し続けてきた。これからのカンボジアには、辛い過去に向い合い、信頼を立て直す人々の努力を後押ししてくれるようなストーリーが、もっと必要なのではないだろうか。

なお、「善き人のためのソナタ」は、先輩作家がドライマンに贈った曲の名前である。ドライマンが劇中で弾く美しいピアノソナタが、ウィースラーを「善き人」に導くきっかけにもなっており、音楽が大きな役割を果たすことを思い出させてくれる。

 

2012/03/08

ただ今、松山三越におきまして、篠田桃紅の世界展を開催中です。8日の愛媛新聞では、大きく紙面を割いて、篠田桃紅氏のインタビュー及び展覧会の紹介をして頂きました。以下内容を一部抜粋します。

松山で巡回展 美術家・篠田桃紅さん

美術家の篠田桃紅さんの雅号は、禅林句集にある「桃紅李白薔薇紫(とうこうりはくしょうびし)に由来する。禅者があるべき無心の境地を、個性のままに美しく咲く花になぞらえた言葉だ。父から贈られた雅号に導かれるように天賦の才を花開かせ、28日には白寿。「日々新たなり、というふうに生きたいと考えてきた。年を取らなければ持ち得なかったものを表現できればと思っています。」巡回展が現在、松山で開かれている。

企画・協力したギャラリーサンカイビは「99歳で、強い精神力を持って制作した作品は、今の日本に元気を与えてくれる」と話している。

(愛媛新聞 2012年3月8日(木)朝刊より抜粋)

……………………………………………………………………………………………



img_5686

img_5697

「篠田桃紅の世界−文字とかたち」

2012年3月6日(火)〜12日(月)

●松山三越 6階美術ギャラリー

 

2012/01/27

ただ今、仙台三越におきまして、サンカイビコレクションによる篠田桃紅の世界展を開催中です。仙台で篠田桃紅作品をご紹介するのは初めてとなります。どうぞご高覧下さい。

img_5529

img_5538

篠田桃紅の世界文字とかたち

◆2012年1月31日(火)まで

◆仙台三越 本館7階アートギャラリー

 

2012/01/26

厳寒の候 皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご愛顧を頂きまして、厚くお礼申し上げます。

さて、過日の日本橋三越本店での「篠田桃紅作品展―文字とかたち―」にご来場ご高覧いただき誠にありがとうございました。お蔭様で大盛況のうち無事終了させて頂きました。

「墨とはふしぎなもので、長年つき合ってきたが、私などには、まだ手に負えないようなところがある。ある程度は手なづけたつもりでも、あっさり裏切られ,こんな筈ではない、と思うことの連続である。」と桃紅は語っています。そんな墨とつき合い、30歳には30歳の、80歳には80歳の、そして、今、この瞬間でしか描くことの出来ない桃紅の「揺らぎ」を画布にとどめ、今回新たな発表の機会を得ることができました。

私共、ギャラリーサンカイビは、今後共、国際的アーティスト篠田桃紅の作品を広く皆様に、ご紹介してまいりたいと存じます。変わらぬご愛顧、ご支援の程、宜しくお願い申し上げます。

 

2012/01/10


日本を代表する美術家、篠田桃紅の世界展文字とかたち―が日本橋三越本店を皮切りに仙台、広島、松山各店を巡回いたします。どうぞご高覧頂けますようご案内申し上げます。


…………………………………………………………………………………………………………………………

1913年、旧満州・大連で生まれた桃紅は、幼い頃より書に親しみ、書家、下野雪堂に師事。のち既成の書にとらわれない独自の抽象表現を模索し、1956年単身渡米。ニューヨークではジャクソン・ポロック、マーク・ロスコーなど、のちの抽象表現主義のスターとなるアーティストを輩出した、ベティ・パーソンズ・ギャラリーで発表する機会を得て、その作品は瞬く間に世界中のコレクターの手へと渡ったのです。帰国後は増上寺大本堂ロビーの壁画制作や第6回サンパウロ・ビエンナーレへの招待作家に選ばれるなど、常に国際的アーティストのトップランナーとして活躍し続けています。

img_5353

img_5383

きびしく抑制された筆の動き、余白の美しさ、単純化された線と面、東洋と西洋が融合した斬新な鋭く卓越した作品群は、ボストン美術館、大英博物館、グッゲンハイム美術館をはじめ、世界各地の美術館に所蔵されています。また「Newsweek」誌の特集で、「世界が尊敬する日本人100」の一人として桃紅の名前が福沢諭吉、紫式部と共に選出されています。

本展では、近作を含む原画や版画40余点を展示し、桃紅芸術の真髄に迫ります。

どうぞご高覧頂けますようご案内申し上げます。


●日本橋三越本店 本館6階美術特選画廊 2012年1月11日(水)~17日(火)

●仙台三越 本館7階アートギャラリー 2012125日(水)~31日(火)

●広島三越 7階三越画廊 2012214日(火)~20日(月)

●松山三越 6階美術ギャラリー 20123 6日(火)~12日(月)

(企画・協力):ギャラリーサンカイビ

1030007 東京都中央区日本橋浜町2225

TEL:03-5649-3710 FAX:03-5649-3720

E-mail:info@sankaibi.com www.sankaibi.com

 

2011/10/17

草間彌生と共に、様々な表現に挑戦してきた版画刷師、木村希八氏の講演会が開催されました。

草間彌生との最初の出会いから27年、今も昔も前衛作家として第一線を走り続ける草間との、版画制作にかかわる数々の貴重な秘話をお話し頂きました。

dsc_79321

dsc_7952

dsc_7944

さて、アメリカから凱旋帰国した草間女史でしたが、当初、国内では名前は轟いているものの、あまり売れるアーティストではなかったそうです。木村氏は草間女史に頼まれ、刷った枚数の4割を頂いて、刷代に充てていたそうです。

草間の銅版画の原版を紹介して、銅版画の制作過程やインクや紙の種類、またインクの拭き取り加減で版画のニュアンスが如何に変化するなど、実技を交えて講演頂きました。

また、木村氏が過去に手掛けた加山又造や岡本太郎など、貴重な版画をシートの状態で見せてくれました。

木村氏が今まで多くの有名なアーティストと関わり、相対的に彼らに共通していることは、「多作」であるということです。草間女史は特に仕事が早く、テレビでも紹介していましたが、2m大の作品を約3日のペースで仕上げていくそうです。

最後に、昨年お亡くなりになった最愛の奥様の作品を紹介して、「ものづくり」の楽しさとアートを持つ喜びを、ご自身もアーティストでありアートコレクターでもあるお立場から、非常に説得力のあるお話でした。

木村先生、有難うございました。

 

2011/10/04

草間彌生作品展 特別記念講演

◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉

10月15日(土)17時~18時

講演「木村希八(刷師)の仕事―銅版画編―」 木村希八氏(木村希八版画工房代表・版画刷師)

草間彌生と共に、様々な表現に挑戦してきた版画刷師による講演です。

草間彌生との最初の出会いから27年、今も昔も前衛作家として第一線を走り続ける草間との、版画制作にかかわる数々の貴重な秘話をお話いただきます。 特に今展で展示しております銅版画にフィーチャーして、使用するインクや紙など、技法についてもご説明頂きます。

木村希八

日本を代表するリトグラフと銅版画の刷師。岡本太郎、池田満寿夫、加山又造、片岡球子、篠田桃紅ら日本の美術界の重要な作家たちの版画制作に関わる。草間彌生の版画は1980年代より手がけ、その数は92種に及ぶ。アート・コレクターでもあり、練馬区美術館ほかで自らのコレクションを公開。自らも作家として作品を制作・発表している。

※会費500円  ※要予約0356493710 (ギャラリー サンカイビ)

◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉


img_4946

img_49531

 

2011/10/04

篠田桃紅作品展がいよいよ杉山美術館で開催致しております。私共、ギャラリーサンカイビは、今展の企画協力をさせて頂いております。

img_49151

img_4917

杉山美術館はもともと個人のプライベート・ミュージアムで、館長の杉山氏のコレクションを一般公開したものです。常設展ではコレクションの多くを占めるトレンツ・リャドの原画が有名です。

会期は12月2日まで、約2ヵ月間ございますので、是非芸術の秋のお散歩コースに加えて、お誘い合わせの上ご来館下さい。

篠田桃紅作品展 12月2日まで

月~金 第2・4土日 10時30~16時30

会場:杉山美術館

東京都江戸川区松島3-42-1

TEL:03-5879-9951

http://www.r-brain.co.jp/